ますだ内科・小児科・呼吸器内科クリニック
ますだ内科・小児科・呼吸器内科クリニックの基本情報・アクセス
医院名 | ますだ内科・小児科・呼吸器内科クリニック |
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電話番号 | 059-244-2515 |
住所 | 三重県津市河芸町東千里259-1 |
アクセス | 近鉄名古屋線「千里」駅より北東へ徒歩約10分 |
駐車場 | 16台あり |
WEBサイト | https://www.masu-cli.com/ |
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:00-12:00 | ● | ● | ● | ― | ● | ● | ― | ― |
15:30-19:00 | ● | ● | ● | ― | ● | ▲ | ― | ― |
▲…14:00-17:00 休診日:木曜・日曜・祝日
ドクター
これまで他県で医療に従事しておりましたが、このたび三重県に戻ってまいりました。津で生まれ育てていただいたものとして、皆様の健康を守りながらかかりつけの内科としてこの地域に少しでも恩返しができれば幸いです。健康で気になることがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
医療は私たち医療従事者と患者様の対話で作られていくものです。私たちは患者様のお話を聞き、健康について患者様の満足のいくご提案ができるよう心がけます。
資格等
- 日本内科学会認定 認定内科医
- 日本呼吸器学会認定 専門医
- 日本禁煙学会認定 認定指導者
- 日本結核・非結核性抗酸菌学会 認定医
- 日本医師会認定 産業医
所属学会
- 日本内科学会
- 日本呼吸器学会
- 日本禁煙学会
- 日本結核・非結核性抗酸菌症学会
- 日本プライマリ・ケア連合学会
ますだ内科・小児科・呼吸器内科クリニックの特徴
睡眠時無呼吸症候群の治療に着目したきっかけ
私は長らく呼吸器内科医として医療に従事してきましたが、その中で睡眠時無呼吸症候群の患者さんの検査、治療に携わる機会が多くありました。特に2003年山陽新幹線における事故(運転士が8分間にわたり居眠り運転をし、自動列車制御装置が作動して停車した)の原因が睡眠時無呼吸症候群であったことから社会的に本疾患の重要性が見直され、特に職業運転手の方は定期的なスクリーニング検査が推奨されるようになりました。
もちろん睡眠時無呼吸症候群は眠気による交通事故の危険性以外にも高血圧症、糖尿病など様々な疾患に影響することがわかり、職業運転手の方だけでなく、一般の方においても検査、治療の重要性が見直されております。
私自身睡眠時無呼吸症候群はきちんと治療を行えば夜間の息苦しさなど呼吸器症状のみならず、高血圧症の改善など全身疾患の改善がみられることに臨床医として大変やりがいを感じております。主治医・かかりつけ医としてなるべく患者さんの全身を診療することを心がけていることから、睡眠時無呼吸症候群の適切な検査・治療の重要性を感じておりました。
自覚症状はさまざま
明らかに睡眠時無呼吸症候群の有病率が増加している、との臨床データはありませんが、一般的に睡眠時無呼吸症候群は高齢化に伴い発症する可能性が高まります。今後社会の高齢化が進むと、それだけ睡眠時無呼吸症候群で治療が必要な方は増えてくると思われます。
睡眠時無呼吸症候群において最も重要な自覚症状は「日中の眠気」です。しかしながら「日中の眠気」は個人差が大きく、必ずしも睡眠時無呼吸症候群の重症度と比例しないことが問題とされております。「睡眠時の窒息感」「睡眠で回復しない疲労感」があり、ご家族より「いびき」の指摘がある方は睡眠時無呼吸症候群として治療を必要とする状態である可能性がありますので、まずはスクリーニング検査を検討いただくのが良いと思います。
睡眠時無呼吸症候群の治療法と当院の心掛け
睡眠時無呼吸症候群においてはCPAP治療が最も治療効果が高く、有効性が証明されている治療法です。重症の睡眠時無呼吸症候群の患者さんにおいては、なるべく積極的にCPAP治療をお勧めしております。
どうしてもCPAPを使用されたくない方、また保険上CPAP治療適応がない睡眠時無呼吸症候群の方については、自覚症状がある場合は歯科先生と相談しOA治療を試みることがあります。
また重症度に関わらず上気道の閉塞性疾患や顔面形態異常が睡眠時無呼吸症候群の原因と考えられる場合は外科的手術による経同閉塞の解除を検討します。
当院では、睡眠時無呼吸症候群の方を診療する場合は患者さんの全身を診察することが重要と考えております。単純に数値の見た目を良くすることではなく、お困りの自覚症状の改善や合併症の改善、合併症の発症予防を目標として治療を行っております。
また、CPAP治療を行う方は継続的に治療を行うことが何より重要です。日々の機器使用を不快や不都合に感じることについてはなるべく早く取り除く工夫をすることを心がけております。
将来的なリスクを踏まえ、積極的に治療を
高血圧症、糖尿病、心血管疾患などは睡眠時無呼吸症候群により発症リスクが上昇します。特に高血圧症、心血管疾患についてはCPAP治療により発症リスクの減少、改善が期待できます。
ご自身で注意できることとしては体重の減量が何よりも重要です。実際に減量を行うだけで睡眠時無呼吸症候群が改善し、CPAP治療を離脱できる患者さんもいらっしゃいます。しかしながら日本人は骨格的にもともと気道が狭く、痩せている方でも睡眠時無呼吸症候群を発症する危険性があるため、正確な評価には病院での検査が必要となります。
睡眠時無呼吸症候群は心血管疾患など致命的となる重大な病気につながるという点、またしっかり治療すればこれら危険な病気が発症する危険性を減らすことができるという点で非常に重要な病気です。
パートナーの方がいる場合、羞恥心や遠慮心からCPAP治療に抵抗がある方が多いですが、実際にはCPAP治療を導入するとパートナーの方からも「病気が治療できて安心できた」「夜間のいびきが少なくなり、自分も安眠できるようになった」とご好評をいただく事が多いです。
現在のつらい自覚症状を改善するため、また将来の健康を守るためまずは受診相談をご検討ください。現在は自宅でできる検査が充実しており、簡便に検査が行えます。
私自身少しでも皆さまの健康にお役立ちできれば幸甚です。ぜひお気軽にご相談ください。